200年住宅への取り組み
最近200年住宅という言葉を数多く耳にしますが、皆さんはどうでしょうか?
そもそもは当時の首相が200年住宅ビジョンを公約として、国土交通省が法制度を取りまとめたものが「超長期住宅先導モデル事業」と「長期優良住宅普及促進法」という法案です。
超長期とか長期優良とか似たような言葉で混同される方もいらっしゃると思いますが、趣旨はどちらも「いいものをつくってきちんと手入れをして長く大切に使う」ということを目的にしていますが、超長期住宅先導モデル事業は簡単に言えば長期優良住宅を普及・告知するためのアイディア(長寿命住宅の建設と維持保全の提案)を募る補助金つきコンペという位置付けと言うことになります。
■土台で使われる桧です。
超長期住宅先導モデル事業は2008年度からスタートして5年間継続されるので既に始まっていますが、長期優良住宅については国が基準を設け地方行政庁認定をするという形で本年6月から始まる予定です。
当社が着工しています住宅は、前者の超長期住宅の募集で採用された全国40件の内の国産材100%モデルというものですがその主な内容は、
① 地域の資源、環境への貢献を考慮した国産材の利用
② 耐久性、維持保全への重点的対策
③ 住宅を長年守り続けられるように住宅履歴書の作成と管理
という三点を主要な柱としています。
今までの住宅も基礎や構造はこの地域に合ったものでしたが、今回の超長期住宅の仕様はやはり200年住宅というだけあって、基礎の仕様も普通の住宅では考えられないくらいの強度を持たせた仕様になり、構造材は国産材100%のうえより頑強に、さらには断熱性も次世代省エネ基準に変更という、まさに「いいものをつくって長く大切に使う住宅」にふさわしいし内容になっております。
■構造材で使われる地元のスギです。
さらに当社ではせっかく国産材を使うのですから、構造材表しにした上、匠の技を駆使して接合金物をほとんど見せない工夫もしてありますので木の家が持つ本来の美しさをよりいっそう引き立てております。
今回着工中の物件は4月上旬には構造見学会を、6月下旬には完成見学会を予定しております。詳細につきましては追ってご連絡いたしますが、この機会に200年住宅をご検討されてはいかがでしょうか。